証券取引所には営業時間があります。
営業時間の午前中を前場、午後を後場といいます。
また前場と後場を合わせたものが《ザラ場》です。
株式の売買は、《ザラ場》中に行われます。
前場は9時～11時半、後場は12時半～15時となっています。
1日の取引が始まる9時を「寄り付き」、全ての取引が終わる15時を「大引け」と呼んでいます。
図1.前場
図2.後場
11時半～12時半の間は休憩となり、株式の売買はできません。
昼食をとって、後場の戦略を練りましょう。
【前場の特色】
1日の始まりとあって、寄り付き直後は売買が活発に行われ、値動きも激しいものとなります。
特に9時～10時までの間は出来高が多いです。
デイトレーダーと呼ばれる日計り商いを行う投資家はこの時間帯を狙います。
【後場の特色】
後場は前場よりも緩やかな値動きです。
それでも大引け前の30分、14時半からは売買が活況となります。
オーバーナイト狙いの投資家が集まるからです。
オーバーナイトとは、持ち越しによる《ギャップアップ》を狙った投資法のことです。
前場と後場で投資家のスタイルが異なります。
自身のスタイルに適した時間帯を選びましょう。