日々、頭を悩ませる銘柄選び。
何を使って選んでいますか?
投資家によって異なると思いますが、主に下記のようなものが挙げられます。
- 新聞
- ニュース
- 本や雑誌
- ブログやサイト
- ランキング情報
- チャート
- 決算やIR
- 有料情報
それぞれの利点と欠点をみていきましょう。
- 新聞
情報源の定番です。
毎朝、読んでいる方が多いのではないでしょうか。
情報量も豊富で、各ジャンルの出来事を把握することができます。
ただし、株式投資の銘柄選びには適しません。
情報が古いからです。
「事件→取材→編集→印刷→配達」
私たちが目を通すまでにだいぶ道のりがあります。
情報の鮮度が求められる株式投資においては、致命的と言えるでしょう。
- ニュース
新聞に並んで、定番の情報源です。
情報を得るスピードがあるため、銘柄選びに適しています。
新聞と違い、流行の特集も組まれるので、テーマ株をみつけたいときに最適です。
また、緊急速報は株式投資に役立つでしょう。
大震災や金融危機が発生した場合、株価は暴落します。
1秒を争う事態に、翌日の新聞を待っているようでは大損しかねません。
- 本や雑誌
専門的な内容が満載です。
《優待》や《配当》をテーマにした書籍もあります。
雑誌では、証券アナリストが意見や見通しを述べているので参考にできます。
ただし、情報の鮮度はありません。
《ポジショントレード》や《長期投資》のような、時間軸の長いトレードの銘柄選びに使うと良いでしょう。
株式投資を始めたばかりの方は、入門書を読まれると投資のイロハがわかります。
- ブログやサイト
現役トレーダーの考えが学べます。
中には、”億り人”と呼ばれる投資家がいます。
“億り人”とは、株式投資で資産を1億円に築いた投資家のことです。
成功者の話は上達への近道となります。
取引履歴を公開している場合が多いため、日々どんな銘柄に仕掛けているのか参考にできます。
“億り人”を目指しているなら必見です。
- ランキング情報
ヤフーファイナンスや《証券会社》のホームページでランキング情報が見れます。
値上がり率・値下がり率など、目的に合った銘柄を探せる点が魅力です。
使い方に1つ注意点を挙げます。
頻繁にランクインしてしまう銘柄があることです。
値上がり率・値下がり率ランキングでは、《低位株》をよくみかけます。
《低位株》は株価が安いため、値動きの比率が大きくなるわけです。
例.1円の上昇
株価1,000円→株価1,001円
上昇率=0.1%
株価100円→株価101円
上昇率=1%
ランキングを複数組み合わせて使うと効果的かもしれません。
- チャート
チャートの良し悪しで銘柄を選びます。
チャート形状別のスクリーニングツールを使えば、お目当てのチャートを簡単に探せます。
スクリーニングツールは、株式投資サイトや《証券会社》で利用可能です。
また投資スタンスによって、チャートの時間軸を変えます。
例.
スイングトレード→日足チャート
ポジショントレード→週足チャート
長期投資→月足チャート
テクニカル分析を学んで、良いチャートを描いた銘柄を選びましょう。
- 決算やIR
企業の業績で仕掛ける銘柄を判断します。
業績内容を見ることで、倒産しそうな企業への投資を事前に回避できるわけです。
また、IRは短期投資にも使えます。
企業からの情報発信によって、場中の値動きが活性化するからです。
《ファンダメンタル分析》を身に付けて企業リスクを把握していきましょう。
- 有料情報
お金を払って有益な情報を得ます。
メールマガジンでおすすめ銘柄を配信するものが多いです。
ただし、中には詐欺まがいな悪徳業者も存在します。
利用する場合は、実績のあるところを選びましょう。
【無料と有料の媒体、どちらを選ぶか?】
- ニュース:無料
- ブログやサイト:無料
- ランキング情報:無料
- チャート:無料
- 決算やIR:無料
- 新聞:有料(日経新聞の月額目安4,509円)
- 本や雑誌:有料(ダイヤモンドZAiの月額目安730円)
- 有料情報:有料(数百円~数万円)
*電気代と通信料金は考慮に入れていません。
無料と有料の媒体を分けると上記のようになります。
株式投資は情報が”命”です。
ならば「お金を払って得た情報の方が良いのでは?」と思いがちですが、そうとは限りません。
無料でも有益な情報はたくさん転がっていますし、有料なのに中身がスカスカなんてこともあります。
肝心なのは、得られた情報をどう活用するかです。
おすすめ銘柄といえども、必ず当たるわけではありません。
投資は自己責任です。
情報を生かすも殺すもあなたの腕にかかっていることでしょう。