■退場とはどんな状態を指すか
相場の世界でよく耳にする「退場」という言葉。
退場とは、資金が無くなり運用を続けられなくなることです。
自ら相場を離れるときもありますが、多くは大損してしまった投資家たちが退場します。
「一寸先は闇」ということわざがあります。
リスク管理をしっかり行っていても、退場は日々隣り合わせであるという意味です。
しかし、勝ち組に入りたければ、まず退場しないことが最低条件でしょう。
退場しないための心構えを身に付けて相場に臨みたいものです。
■退場しやすい人の共通点
退場しやすい人の共通点をいくつか挙げてみました。
当てはまる項目があった方は要注意です。
- 山勘に頼って売買する
いくら経験を積んでいても、山勘に頼って売買することはとても危険であるといえます。
なぜなら、運任せな運用になってしまっているからです。
株式投資はギャンブルではありません。
根拠のない投資はやめましょう。
- ロットが大きすぎる
余力を目いっぱい使って投資する人をみかけます。
読みが当たれば良いですが、外したときは悲惨な結果を招きます。
含み損になったときのことも考えて行動しましょう。
- 一銘柄に資金を集中させる
一銘柄に資金を集中させることはとても危険です。
思惑と反対に株価が動いてしまった場合、大損してしまいます。
そうならないためにも、《銘柄分散》は必須であるといえるでしょう。
- 自分の決めたルールを守らない
利益確定ラインと損切りラインをころころ変える人がいます。
大震災やテロが発生したときには臨機応変さが必要ですが、普段はルール通りに売買するのが望ましいです。
安定した成績を出すためにも、自分の決めたルールはしっかり守りましょう。
- 塩漬けを作る
塩漬けを作ってしまうと資金が拘束されてしまいます。
新たに良い銘柄をみつけても投資することができません。
機会損失を防ぐために、損切りは必ず決行すべきです。
- 他人に頼る
「儲かる銘柄を教えてください」と口にする人をよくみかけます。
しかし、株式投資は自己責任です。
他人に頼っていては上達しません。
自分で考えて投資しましょう。
■まとめ
相場で退場しやすい人全てにいえることですが、自分勝手な行動が多いです。
しかし、相場に私情を挟んではいけません。
自分の思い通りにいく世界ではないからです。
自分の投資法を客観的にみる力を養いましょう。