預け替え

■預け替えとは

預け替え(移管)とは、投資家の指示によって、証券会社が保管していたその投資家の株式などを投資家に返却せずに、他の証券会社に預けなおすことを言います。いわば、携帯電話を他社に乗り換えるように、投資家がこれまで使っていた証券会社から他の証券会社に乗り換える際に行われるものです。

■預け替え(移管)の手続き方法

預け替え(移管)をするためには預け替え元の証券会社で手続きをするだけで問題ありませんが、この手続きをする前に預け替え先の証券会社にまずは口座を持っていなければなりません。そのため、預け替え(移管)の第一ステップは、預け替え先の証券会社に口座を開設する、ということになります。
第二のステップは、「口座振替依頼書」の入手です。これまで利用していた証券会社にHP上や電話、もしくは各支店の店頭で申込したり、HP上からダウンロードするなどして入手することができます。これが二つ目にやることです。
第三のステップは、「口座振替依頼書」への記入です。住所や氏名といった基本的な情報だけでなく、「預け替え元での口座番号」や、「預け替え先の機関名」、「支店名」、「口座番号」を記入することが必要になり、また届出印を押すことも必要になります。
そして、最後のステップが、その「口座振替依頼書」を本人確認書類とともに預け元の証券会社に送る、というステップです。この4つのステップが問題なく達成できれば、預入も可能になります。

■預け替えの注意点:手数料が発生する場合と、キャッシュバックサービスも

預け替えを行う際の注意点として、手数料が発生する可能性があるということは覚えておく必要があるでしょう。ネット証券の多くでは、預け替えに手数料がかからないようですが、店舗型の証券会社で手続きをする場合には手数料がかかる場合もあるようです。

ただし、預け先の証券会社の方でも、顧客獲得のために、預け替え手数料のキャッシュバックサービスを提供している所も数多くあります。

そのため、移管手数料がかかってしまった場合には、移管先の証券会社でその費用を負担してくれるサービスがないかどうかもチェックする必要があります。

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