■ETFとは
ETF(Exchange Traded Fund)とは、株式市場で売買できる金融商品のひとつです。
ファンドマネージャーと呼ばれる投資の専門家に資金を預けて運用する、投資信託となります。
ETFは投資信託ですが、その実態は株式に近いといえます。
通常の投資信託との違い
- 株式市場で売買できる
- 価格がリアルタイムで変動する
- 信託報酬が安い
ETFは株式同様、市場で売買できます。
また、価格がリアルタイムで変動するため、一日の内に利益を得ることも可能です。
いわゆる《デイトレード》ができます。
信託報酬についても、通常の投資信託と比べて格安です。
多くは購入金額の0.3%前後で済みます。
これから投資信託を始めようと考えている方は、まずETFを買ってみると良いかもしれません。
■ETFにはどんな商品があるのか
ETFは指数に連動する商品が多く、代表的なETFには以下のようなものがあります。
- 「(1357)日経ダブルインバース上場投信」
- 「(1570)日経平均レバレッジ上場投信」
「(1357)日経ダブルインバース上場投信」は、日経平均株価の騰落に対して-2倍の値動きをするよう設計された商品です。
例えば、日経平均株価が10円下落したとします。
すると、「(1357)日経ダブルインバース上場投信」の価格は20円上昇する仕組みです。
またこの銘柄に限らず、「インバース」と名の付いたETFは下落局面で利益が出せます。
買い仕掛けであるにも関わらず、《空売り》と同じ効果を得られるのは非常に魅力的です。
株価暴落時には重宝するといえるでしょう。
続いて「(1570)日経平均レバレッジ上場投信」ですが、日経平均株価の騰落に対して+2倍の値動きをするよう設計されています。
例えば、日経平均株価が10円上昇したとします。
すると、「(1570)日経平均レバレッジ上場投信」の価格は20円上昇する仕組みです。
またこの銘柄に限らず、「レバレッジ」と名の付いたものは上昇局面で利益が出せます。
大陽線が出るタイミングでレバレッジのETFを購入しておけば、大きな利益を期待できるでしょう。
■ETFは稼げるのか
通常の投資信託よりも信託報酬が少なくて済むため、《デイトレード》でも十分に利益が出ます。
また、指数に投資できるという点がETFの最大の魅力です。
例えば、マザーズ指数が上昇すると見込めるなら、マザーズ指数に連動するETFを買えば良いのです。
リスクについても、材料に左右されやすい個別銘柄よりかは安全と考えられます。
もし投資してみたい指数があれば、ETFの売買を検討されると良いでしょう。