日々公表銘柄とは取引規制の1つで、日単位で信用取引残高を掲載します。
信用取引残高の掲載は通常週1回ですが、規制がかかると毎日掲載されるわけです。
信用取引の取り組みが細かくわかることから、投資家への注意喚起を目的として行われています。
規制の対象は信用取引で売買される銘柄のうち、過熱感のあるものが指定されます。
つまり、株価が急激な変動を起こした銘柄、または信用取引が活発な銘柄に対して規制がかかるわけです。
《仕手株》に多くみられます。
【考え方】
「買い残が多いケース」
信用取引で新規買いを行った投資家が多いわけですから、将来的に売り物がたくさんでてきます。
買い残がピークに達したとき、《仕手筋》は既に利食いを入れ始めています。
《仕手筋》の利食いが始まると買い残は急速に減っていき、株価も共に下落していきます。
「売り残が多いケース」
信用取引で《空売り》を行った投資家が多いわけですから、将来的に買い戻しがたくさん入ります。
売り残がピークに達したとき、仕手筋は既に買い戻しを入れ始めています。
仕手筋の買い戻しが始まると売り残は急速に減っていき、株価は上昇していきます。