主幹事証券とは上場企業が株式の《公募》《売り出し》を行う際に業務を引き受ける幹事証券の内、代表となる証券会社を指します。
引き受けを行うには資金力が必要で、これは証券取引法施行令により最低資本金が定められています。
そのため幹事証券を担当するには100億円以上の資本金が必要とされています。
主幹事証券の主な業務は株式公開に向けた上場企業への準備指導や証券取引所との折衝を行います。
この他に《公募価額》の決定にも関与していますので、適切な価額設定を行うためにも株式公開実務の経験豊富な証券会社が主幹事を務めることが望ましいとされています。
新規公開株(IPO)に申し込む際は主幹事または幹事証券の口座を所有している必要があります。
主幹事含め幹事証券をよく務めている証券会社には「野村証券」や「SMBC日興証券」があります。
新規公開株(IPO)に興味のある方は幹事実績のある証券会社で口座を開設すると良いでしょう。