マーケットメイカー(Market Maker)とは投資家の取引相手となる金融機関のことです。
市場での株式売買は通常オークション方式が採用されていますが、極端に流動性が無いような銘柄ではマーケットメイク方式が採用されていることがあります。
マーケットメイク方式では投資家同士で売買を行わず、投資家とマーケットメイカーの間で売買を行います。
マーケットメイカーの提示している条件で良ければ買うことも売ることもできます。
例えばマーケットメイカーA社の提示条件が買い1,000円、売り1,100円でしたら投資家は1,000円で売ることができ、1,100円で買うことができます。
ただしマーケットメイク方式は売りと買いの《スプレッド》が広いことが多く、単に買って売るだけでも投資家の資金が大幅に減ることからあまり評判はよくありません。
流動性が確保できてもコストが大きいのであれば売買しづらいのです。
ちなみに上記の例での《スプレッド》は100円です。
買って売るだけで100円も損していてはたまりません。
もしマーケットメイク方式を利用されるのであれば《スプレッド》をよく確認してから売買を行いたいものです。