アロケーション(Allocation)とは、株式の《公募》《売り出し》の際に、抽選で投資家に割り当てられることをいいます。
また取引手法においてはアセットアロケーションと呼ばれる分散投資があります。
アセット(Asset)は資産という意味です。
アセットとアロケーションの2つの用語を合わせますと資産を配分するという意味になりますから《分散投資》を指すことになります。
取引を行ううえでアセットアロケーションはリスク管理のために欠かせません。
適切なアセットアロケーションを組むことで資産を守ることができるのです。
アセットアロケーションは資産の配分ですが、他に時間の配分という方法があり、以下のような効果が期待できます。
例えば株式のA銘柄に資産の全てを投入したらどうなるでしょうか。
投資に成功した場合は莫大な利益をもたらしますが、失敗した場合は見る影もなくなります。
もし投資していたA企業が倒産でもしたら資産が跡形もなくなってしまいます。
故に投資においてアセットアロケーションは必須であるといっても過言ではありません。
先程の例ではA銘柄に資産の全てを投入しましたが、今度はA銘柄に50%、B銘柄に50%の資産を投じてみます。
今度は先程の例と違い、仮にA企業が倒産した場合でも資産の50%しか失いません。
資産が跡形もなく失うのはB企業も倒産した場合ですが、投資している複数の企業が1度に倒産するというのは考えにくいでしょう。
このようにアセットアロケーションにはリスク管理の効果が期待できるのです。
続いて時間の配分ですが株式の購入を1度に行うのではなく、タイミングをずらして2度3度に分けて購入していく方法です。
1度に購入してしまうと突如の株価暴落に対応しにくくなってしまいます。
ですが2度3度に分けて購入する場合は1度目の購入時に株価暴落が発生しても損切りしやすいですし、余力を使って買い増しを決行することもできます。
このように資産の配分と時間の配分には絶大な効果があるのです。
※IPO情報局にも「アロケーション」の説明があります。