単利/複利とは、資産運用中に発生する利息(金利)の計算方法を指す。
【単利】
初回に預け入れた元本に対してのみ利息がつく計算方法。
<元本100万円を年利10%で運用した場合>
単利は、元本の100万円に対して毎年10%の利回り。つまり10万円ずつが利息となる。
【複利】
初回に預け入れた元本と増えた利息分に対して、利息が毎年10%ずつ加算されていく計算方法。
<元本100万円を年利10%で運用した場合>
複利は、初年度は元本の100万円に対して10%の利回りがつき、翌年以降は元本+発生した利息に対して、10%の利回りがついていく。
【単利と複利の差額】
10年後を比較してみると60万円以上もの差がでる。
【考え方】
株式投資の際、単利の考え方で100万円の元本で10%(10万円)の利益をあげ、翌年儲かった利益分を引き出し、再度100万円からスタートするのと、複利の考え方で増えた分を更に投資していくのでは、毎年同じ10%の利益を出していても大きな違いになる。
複利を上手く味方につけ投資をしていくことが望ましいが、運用資金が増え掛け金が大きくなると利益だけではなく、1度にくらう損失も多くなるので要注意。