時間分散とは、購入タイミングをずらしながら定額購入を行うことです。「ドル・コスト平均法」とも呼ばれます。
価格が安いときは多く、高い時には少なく買い付けるため、結果的に平均購入単価を抑えることができます。
投資タイミングの分散として、長い時間軸で、複数回に分けて投資したり、売却することで、買値や売値が平均化され、高値づかみや安値売りを回避しようとするものです。
あるいは、長期間投資することによって、1年当たりの価格変動の幅を最小化できるように期待するものです。長期投資で生じるリスク低減効果のことを時間分散効果と呼ぶことがあります。
上図は「定量購入」と「定額購入」を比べたものです。
2つを比べると購入株数・購入代金ともに定額購入の方が優っています。
また1週間目で4,000,000円分一気に買った場合、購入株数は40,000株ですので定額購入した場合と比べて保有株数が7,500株少なくなってしまいます。
似ている用語「ナンピン」との違い
時間分散は計画的な買い下がりであり、ナンピンは思惑と反対に動いてしまった場合に買い増すことをさします。
買い下がるという行動は同じなのですが、仕掛け根拠に違いがあります。