特別気配【とくべつけはい】

特別気配とは、買い(売り)が殺到した際に株価の急激な変動を防ぐため、一時的に売買を停止する処置のことです。

主な要因としては流動性の低い銘柄であったり、IRが発表されたり、大口の注文が入った場合に発生します。

市場での売買は通常「ザラ場方式」が採用されていますが、特別気配の場合には「板寄せ方式」が採用されます。

ザラ場方式・・・オークションのように売り買い双方納得のいく価格で約定します。価格や時間によって優先順が決まります。

板寄せ方式・・・主に寄り付き時や特別気配が発生した場合の取引方式。ザラ場方式と違い、価格と売り買いの注文数のバランスがとれている価格で始まり、約定します。

特別気配690×412

特別気配が発生すると上図のような板情報になります。

この状態で一時的に売買が停止され、売り注文が揃うのを待ちます。

売買停止状態が取引時間終了まで続いた場合、特別買い気配→ストップ高・特別売り気配→ストップ安となります。

なお、株価には一度に更新できる範囲が決められています。

更新値幅232×690

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