特別気配とは、買い(売り)が殺到した際に株価の急激な変動を防ぐため、一時的に売買を停止する処置のことです。
主な要因としては流動性の低い銘柄であったり、IRが発表されたり、大口の注文が入った場合に発生します。
市場での売買は通常「ザラ場方式」が採用されていますが、特別気配の場合には「板寄せ方式」が採用されます。
ザラ場方式・・・オークションのように売り買い双方納得のいく価格で約定します。価格や時間によって優先順が決まります。
板寄せ方式・・・主に寄り付き時や特別気配が発生した場合の取引方式。ザラ場方式と違い、価格と売り買いの注文数のバランスがとれている価格で始まり、約定します。
特別気配が発生すると上図のような板情報になります。
この状態で一時的に売買が停止され、売り注文が揃うのを待ちます。
売買停止状態が取引時間終了まで続いた場合、特別買い気配→ストップ高・特別売り気配→ストップ安となります。
なお、株価には一度に更新できる範囲が決められています。