■年初来安値とは
年初来安値とは、年内で最も安い株価のことです。
□1~3月の場合
1~3月については更新が頻繁に発生してしまうため、昨年一年と比較し安値が更新された場合に年初来安値とします。
□4月以降の場合
4月以降は、今年最も安い株価と比較して、安値更新した場合に年初来安値となります。
一般に、年初来安値の更新が連日続くと、市場に緊張感や不安が広がるようになるといわれています。
■年初来安値の例
(例.)仮にA銘柄の前年(2013年1月~12月)の最安値を1,000円とします。
現在が今年(2014年)の3月ならば999円になると年初来高値となります。
次にA銘柄の今年(2014年)の3月までの最高値を999円とします。
現在が今年(2014年)の11月ならば998円になると年初来高値となります。
■年初来安値と底値
株を購入するときに底値(上昇トレンドのはじまり。)かどうかが大事な判断材料となります。底値とは、年初来安値ということになりますが、株価が下がり続けていると、年初来安値はどんどん更新されるため、底値=現在の年初来安値とはいえません。
年初来安値が底値であると見極めるためには、その後、上昇トレンドになっているかどうかで判断します。
~上昇トレンドの見極め~
・売買高、取引量が増えている
・25日移動平均線が右肩上がりとなっている
・直近の高値を更新している
「年初来安値を更新した銘柄」の一覧からスクリーニングして、その後、上昇トレンドになるかどうかを判断して、購入する投資家もいます。