デイトレードとは、1日の中で売買を完結させる取引のことです。購入した銘柄をその日のうちにすべて売却決済したり、信用売り(空売り)をした銘柄をその日のうちにすべて買戻し返済をして、1日で損益に関係なく売買を完結させ、翌日にポジションを持ち越さない取引方法で、日計り商いとも呼ばれています。2001年にループトレードの解禁や証券売買手数料の自由化など規制が緩和されたため、このような取引手法が生まれました。ネット取引の利便性や手数料の引き下げにより、個人投資家もこのデイトレードができるようになっています。
主な取引手法
ファンダメンタルズ分析よりもテクニカル分析を重視します。
板情報・歩み値・ティックチャート・1分足チャート・3分足チャート・5分足チャート・日足チャートなどがよく使用されます。
メリット
・すぐに利益が出る
・世界情勢の影響を受けにくい
・資金の回転ができる
デメリット
・売買1回当たりの利益が少ない
・モニターに張り付く必要がある
・手数料がかさむ
こんな人におススメ
・モニターを見ていられる人
・反射神経の良い人
金融商品取引法において、現物取引での差金決済が禁止されています。現物取引で日計りをするときには、同一銘柄の買い付け約定代金の合計が、買い付け可能な預かり金を超えてしまう場合、その超えた部分は、受け渡し日までに入金しなければいけません。銘柄を変えて現物取引を行う場合は、原則、無制限に日計りが認められています。