信用評価損益率とは、信用取引で株を買っている人が、どれ位含み損益であるかを比率で表した指標になります。
【考え方】
投資家は評価益が生じるとすぐに利益確定を行う傾向が強く、評価損の出ている投資家は利益が出るまで含み損を抱えた状態でいることが多いため、基本的には数値がマイナスになっていることが多いと言われています。
【数値の見方】
・基本的には、通常0%から-20%の間で推移する。
・-3%まで上昇してくると、天井圏に近付いたと判断される。
・-10%以下になると、追証が発生する水準と言われ、信用買いによる建玉の返済売りによって連続して追証が発生する場合がある。
・-15%~-20%位まで下落してくると、相場は底入れが近いと判断される。
(数値は、日本証券取引所が毎週第3営業日(水曜日)に、前週の信用取引現在高を公表)