証券会社に申込を行って口座開設が完了したら、いよいよ実際に取引を始めましょう。
注文方法には電話注文や店頭注文といった方法もありますが、最もポピュラーなのがインターネットを介したオンライントレードです。
オンライントレードでの取引は
1.口座開設を行う
2.口座に入金する
3.売買を行う銘柄を選ぶ
4.売買注文を行う
5.売買が成立(約定)する
という流れです。
パソコンで各証券会社の取引ツールを使って取引を行えるだけでなく、IT技術の発達により、スマートフォンのアプリの性能もどんどん進化してきているため、スマホからの発注も簡単です。
どこの証券会社であっても上記のような取引の過程は変わりませんが、今回はネット証券の利用者数が最も多いSBI証券を例にして、実際の取引の経緯を見ていきましょう。
■1.口座開設を行う
株取引を行うには、まず証券会社に資料請求の申し込みを行い、口座を開設します。
(口座開設の詳細に関しては、「証券口座を開設する流れ」をご覧ください)
■2.口座に入金する
口座開設が完了したら、株の売買を行うために入金を行いましょう。
SBI証券の場合は、ログイン後すぐ「入金」というボタンが表示されています。
そこをクリックし、自分の使っている銀行口座から資金を移動させることが出来ます。
なお株式投資に費やす資金は必ず余裕資金にしましょう。
生活資金を切り詰めて投資を行い、損をして生活困窮になってしまったら元も子もありません。
まずはユーザーネームとパスワードを入れてログインを行います。
トップページの入金をクリックします。
■3.売買を行う銘柄を選ぶ
次に、売買を行う銘柄を選びましょう。
予め自分で決めておいた銘柄を取引するのも構いませんが、各証券会社の検索ツールやYahoo!ファイナンスといったサービスを利用することで、銘柄の選択肢を広げることが出来ます。
PERやPBRの割安さを示す株価指標や、高配当の株などの情報をランキング形式で見ることも出来るので、自分の投資目的に合った銘柄を選びましょう。
(なお値上がりランキングの上位にある株は値動きの変動が激しいものが多いので初心者の方にはオススメできません。
急騰した後すぐに急落するようないわゆる”仕手株”も存在し、ランキングに表示されてから買ったのでは既に遅いという場合も存在します。
値上がりランキングは目を通しておき、その後どういった動きをするのか、という後学のために使っていくのがよいでしょう)
A.SBI証券を例にした銘柄検索方法
SBI証券の場合、ログイン後のトップページに「銘柄をさがす」という項目があるので、そこを使って売買を行いたい銘柄を検索しましょう。
「株主優待で探す」「業種からさがす」以外にも「詳細条件をさがす」を使うと、クォンツスコアや多くの指標に基づいたスクリーニングを行うことが可能です。
色々な銘柄を知っておくという意味でも使い方を把握しておくとよい検索ツールでしょう。
B.Yahoo!ファイナンスを利用した銘柄検索の一例
Yahooファイナンスのトップページ(http://finance.yahoo.co.jp/)にアクセスし、「株式」→「株式ランキング」と進みます。
左フレームの「マーケット関連ランキング」から色々な銘柄を検索することが出来ます。
■4.売買注文を行う
取引を行いたい銘柄が決まったら、注文を行います。
先に書いたとおり、各証券会社のホームページ、取引ツールなど、色々な発注方法がありますが、今回はホームページからの取引方法を見ていきます。
今回は扱いませんが、各社の取引ツールを使いこなせるようになるとトレード技術の幅を広げることにもつながりますので、適時慣れていきましょう。
基本的に売買注文は、
A.買いたい銘柄を選ぶ
B.株数や価格、注文方法を入力
C.注文を完了し、売買が約定
という流れになっています。
今回はSBIホールディングスを買うまでの過程を例に見ていきます。
トップページから銘柄を検索した後、「現物買」をクリックします。
株数、価格などの条件を入力し「注文確認画面へ」をクリックします。
発注が初めてという方は、まずは株数は最低単元数、価格は成行、期間は当日中、預かり区分は特定預かりという組み合わせで問題ありません。
より大きいロットや指値を使った取引は慣れてから行っていきましょう。
確認画面へ移動し、発注を完了させ売り板と買い板の需給が合えば売買が成立します。
■5.売買が成立(約定)する
注文が完了し、売買が成立(約定)するとようやく株を手に入れたことになります。
自分の口座や注文紹介を見てみると、売買が成立したことを確認できます。
SBI証券の場合はトップページの「口座管理」をクリックすると、約定した銘柄を見ることが出来ます。
これで株の購入が完了しました。
持ち株を売る場合も買った場合と同様、自分の保有銘柄のページ、または該当銘柄のページから「現物売」を選択し、価格や枚数などの条件を入力後発注を行います。
■まとめ
取引の手順を一通り見てきましたが、いかがだったでしょうか。
もう一度取引の流れを振り返ると、
1.口座開設を行う
2.口座に入金する
3.売買を行う銘柄を選ぶ
4.売買注文を行う
5.売買が成立(約定)する
という流れになります。
取引方法も奥が深く、指値・逆指値を利用したトレードやテクニカル指標を利用したトレード手法等があります。
まずは簡単な取引に慣れていき、レベルを上げていきましょう!