【フラッグとは】
フラッグとは《保ち合い》の一つです。
チャートが旗のような形をしていることから、フラッグと呼ばれています。
フラッグには二種類あります。
一つ目が「上昇フラッグ」です。
上昇フラッグは、株価が一段高した後に上値も下値も切り下がる《保ち合い》を形成します。
一見下降トレンド入りかと思われますが、上値抵抗ラインを抜けると再び株価の上昇が見込めます。
上値抵抗ラインを抜けたところがポイントで、これよりも先に仕掛けるのは危険です。
上値も下値も切り下げている状況で買ってしまうと、含み損になる可能性が高いからです。
《保ち合い》上放れを確認してから仕掛けましょう。
二つ目は「下降フラッグ」です。
下降フラッグは、株価が一段安した後に上値も下値も切り上げる《保ち合い》を形成します。
上昇トレンドに転換したのではと錯覚しますが、そこが落とし穴です。
一段安した下落幅を越えられなければ、やはり下降トレンド継続となります。
安易な逆張りは気を付けたいところです。
【実践での注意点】
フラッグに限らず《保ち合い》全般に言えることですが、しっかりと《保ち合い》放れを確認してから仕掛けましょう。
《保ち合い》中に仕掛けても、まだどちらに株価が動くかわかりません。
ギャンブルになってしまいます。
また《保ち合い》放れを確認したからといって、株価が必ずその方向に動くわけではないです。
ときにはダマシもありますから、そのような場合はしっかりと《損切り》を行いましょう。