ストップ注文とは、「何円以下になったら売り、何円以上になったら買い」という注文方法です。
別名《逆指値注文》ともいいます。
通常の《指値注文》は「何円以上になったら売り、何円以下になったら買い」という注文方法ですから、真逆の注文となり、使い方は大きく異なってきます。
ストップ注文の特徴はトレンドに従った注文であることです。
「何円以下になったら売り」というのは下降トレンドへの転換を確認していることになります。
「何円以上になったら買い」というのは上昇トレンドへの転換を確認していることになります。
また「トレーリングストップ」と呼ばれる投資手法は、このストップ注文に値幅指定を付けて、発注位置を自動的に変えながら株価と連動させていきます。
トレーリングストップの利点は上昇トレンド(下降トレンド)が続く限り、利益を伸ばせるところです。
下図の例ではまず500円で購入し、ストップ注文の値幅指定は25円下にしました。
すると3日後の《ギャップダウン》でトレーリングストップにかかり、700円で売却となりました。
1株200円の利益ですから成功といえるでしょう。
株価が押し目なく上昇した場合はもっとたくさんの利益がとれそうですね。