ヘッジとは、本来垣根を作って外部の危険から身を守るという意味からきている。
投資では将来起こり得る価格変動リスクをある程度予測し、そのリスクに対応する手法のことを指す。
①銘柄分散(リンク)によるリスクヘッジ
・為替に影響を受ける輸出関連企業、輸入関連企業でのリスク分散
・異なる業種でリスク分散
②先物市場空売りによるリスクヘッジ
・株式などを個別株を保有している一方で、株式市場全体の弱さを感じた場合、値下がりリスクを考慮し先物市場で売り注文を出しリスクを分散
上記のようなリスクヘッジの方法は、効果的に取り入れていく事でドローダウンから身を守ったりする事が出来るが、リスクヘッジを行うということはもともと保有している株式の収益機会の損失を意味しており、リターンとリスクはトレードオフ(二律背反)の関係にある。
また、場合によっては新たなリスクを生じる可能性もあり、2重苦になる可能性もあるので実施にあたっては十分注意が必要である。