株式投資はどうやって儲けるのか

■分からないけどコワいからは卒業しよう

株のことはよく分からないけど、「株で破産した」とか「大損を出した」などの話を聞いたことがあるから怖い。そんな印象を株式投資に対して持っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、実際には「子供の教育ローンに手を出した」とか「住宅ローンの返済のために貯めたお金を投資に回した」などの無茶な投資をせず、余剰資金で投資を行っていれば破産に追い込まれるといったことはまずありません。

また、もちろん株で損をする人もいますが、その一方で、投資でビルゲイツに次ぐ世界で2番目のお金持ちにまでなったウォーレン・バフェットのように投資で莫大な財産を築く人もいます。

このように株で儲けるチャンスを「なんとなく株は怖い」という印象論で逃してしまうのは非常にもったいないことではないでしょうか。

孫子が「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」と言っているように、株式投資で儲ける仕組みをしっかりと知り、自分の趣味の範囲内で投資をしていれば、株はそれほど怖いものではありません。

そこで、今回は株式投資初心者の方に向けて、株で儲けるための4つの方法、キャピタルゲイン・インカムゲイン・株主優待・逆日歩の獲得方法を簡単に説明します。

■株で儲ける4つの方法

株で儲ける第一の方法は、キャピタルゲインを獲得するという方法です。

キャピタルゲインとは、株価の変動に応じて株の売買をすることによって獲得する利益のことを指します。

例えば、購入した株の株価が値上がりした時に売却をすることで、その差額分だけ利益を得ることができます。もちろん、株価が低下してしまえば、損失が生じることになりますが、実は信用取引というのを利用することで、株価が下がる前に売却し、下がった後に買い戻るというように、株価が低下している場合にもキャピタルゲインを獲得することができます。

株価は時に一週間で倍の値段にまで値上がりしたりすることもあるため、このキャピタルゲインをうまく獲得することができれば、短期間で多くの利益を得ることもできます。

このように、株価の変動をうまく利用して、株の売買を行うことで、その差額分を儲けていくというのが株で儲ける方法の1つ目になります。

株で儲ける第二の方法は、インカムゲイン(配当)を受け取るという方法です。

インカムゲインとは、ある資産を保有し続けることで継続的に受け取ることのできる収益のことを指します。

銀行預金につく利子をイメージしてもらえれば分かりやすいでしょう。企業によっては株の保有者に対して、年に1度か2度ほど保有している株1株につき50円といったように現金を配当しています。

そのため、配当を出している企業の株を購入し、保有し続けていれば、毎年一定の金額を安定的に受け取ることができます。このインカムゲイン(配当)は、キャピタルゲインのように投資金額が一週間や一年で倍になるというように、大きく儲けることはできません。

しかし、メガバンクにお金を預けても利息が0.001%程度とほとんど利息がつかない時代に、配当であれば投資金額の4~5%を安定的に受け取れるという魅力があります。このように、インカムゲイン(配当)を獲得するというのが株でコツコツと儲ける方法となります。

株で儲ける第三の方法は、株主優待を受け取るという方法です。

これは、インカムゲイン(配当)の物やサービス版と思ってもらえれば分かりやすいでしょう。企業によって内容は異なりますが、株主に対して、自社製品や自社サービスの割引券、はたまた金券を配っている企業もあります。

このような株主優待をもらうというのは株で儲ける方法の3つ目となります。

株で儲ける第四の方法は、逆日歩(ぎゃくひぶ)を受け取るという方法です。

この逆日歩というのは、株を他の投資家に貸すことで得られる貸株料のことです。ある会社の株価が下がると予想しているけど、その会社の株を持っていないと予想した投資家の中には、今株を持っている人から株を借りてきて、高い価格の時に売ってしまい、値段が下がった時にその株を買い戻して、株を返せば儲けられる、と考える人がいます。

この「値下がりするはずの株を借りたい」という投資家に株を貸すことで、得られる収益のことを逆日歩といいます。

ただし、この逆日歩は当然ながら「株を借りたい」という投資家が多数いる時しか生じないので、ある意味例外的な儲け方として捉えておいた方がよいでしょう。

■株式投資の儲け方に興味を持った方へ

ここまで簡単に説明してきたように、株式投資を行って利益を出すためには、キャピタルゲインや、インカムゲイン(配当)、株主優待、逆日歩という4つを組み合わせていくことが必要になります。

ここまで読んで、もっとそれぞれの詳しい儲ける方法を知りたいという方は、他のコラム記事でより詳しく説明しているので、ぜひそちらのページも参考にしてください。

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