レシオケータとは、日経平均株価と比べた際に、分析対象の銘柄が連動しているのか、逆行しているのかを把握することのできるオシレータ系指標の一つです。
レシオケータが100%の線より上にあれば、日経平均株価よりもよいパフォーマンスであることを示していて、100%より下にある場合は、日経平均株価よりも低いパフォーマンスになっていることを示しています。
個別の銘柄をその銘柄のみでとらえるのではなく、マーケット全体と比較することによって、その銘柄が相対的にどのような値動きをしているかを知ることで、人気銘柄か、出遅れ銘柄かを判断するためのヒントとなるのがレシオケータです。
■レシオケータの計算方法
計算式. レシオケータ(%)=(A÷B)×100%
A=「分析対象とする銘柄の終値(当日)÷日経平均株価(当日)」
B=「分析対象とする銘柄の終値(x日前)÷日経平均株価(x日前)」
例. レシオケータ(%)=(「○○ホールディングスの終値1,000円÷日経平均株価10,000円」÷「10日前の○○ホールディングスの終値900円÷10日前の日経平均株価9,000円」)×100%
↓
レシオケータ(%)=(「0.1」÷「0.1」)×100%
↓
レシオケータ(%)=(1)×100%
↓
レシオケータ(%)=100%
レシオケータの基準値は100としますので、100よりも大きい数値の場合は日経平均株価よりも強い、100よりも小さい数値の場合は日経平均株価よりも弱いと判断します。
上記の○○ホールディングスの場合は100でしたので、日経平均株価と同じパフォーマンスであることがわかります。