■売買代金とは
株式市場で、買いたい投資家と売りたい投資家がいて、せりのように値段が折り合うと売買が成立します。この売買が成立した金額のことを売買代金といいます。
■売買代金の計算式
売買代金は、「出来高×株価」で表すことができます。
「出来高」とは、売買が成立した株数のことです。
■売買代金の例
例をいくつかご紹介します。
・A銘柄:「出来高(1,000株)×株価(1,000円)」の場合は、売買代金1,000,000円になります。
・B銘柄:「出来高(2,000株)×株価(500円)」の場合も、売買代金1,000,000円になります。
・C銘柄:「出来高(500株)×株価(2,000円)」の場合も、売買代金1,000,000円にな
ります。
□具体例
・トヨタ自動車:出来高(7,389,400株)×株価(安値7,163円~高値7,219円) 売買代金53,140,850,000円。
・みずほフィナンシャルグループ:出来高(96,633,600株)×株価(安値203.4円~高値204.3円) 売買代金19,700,315,000円。
上記二つの銘柄を比べると、トヨタ自動車の方が出来高は少ないものの、株価が高いので売買代金は多くなります。
■株式ランキング内の売買代金
銘柄ごとの1日の売買代金も発表されています。
株式ランキングでは、売買代金の大きい順のランキングを見ることができ、基本的には、売買代金が大きい銘柄は投資家の注目が高い人気のある銘柄で、売買代金が小さいと人気が低い銘柄ということができます。
ただし、ネガティブな要因で注目されて叩き売りされた場合でも、買ってくれる人がいて売買が成立すれば、売買代金も大きくなることがあるので、売買代金が高い場合も一概に人気だけの要素で決まるとは言えません。