移動平均乖離率【いどうへいきんかいりりつ】

移動平均乖離率とは、株価と移動平均がどれだけ離れているかを表す指標のことです。

株価を動かすはっきりとした材料がないにも関わらず、大きく乖離した場合は、その反動から株価は急ピッチで移動平均線に接近する習性があるため、乖離の幅や状況によって売買のタイミングを計ることができるので、参考になる指標です。

株価が移動平均線に対して大きく上方に乖離した(プラス乖離)場合は、買いが過剰な状態で、大きく下方に乖離した場合(マイナス乖離)は、売りが過剰な状態を示していて、ともに株価は修正に入り、相場の転換期となる可能性が高いです。

例えば、2014/11/20の「(9984)ソフトバンク」の株価で見た場合、

「終値7,750.0円」・「移動平均(終値)7,631.16円」となり、「移動平均乖離率(終値)1.56%」となります。

【計算式】

(「終値7,750.0円」-「移動平均(終値)7,631.16円」)÷「移動平均(終値)7,631.16円」)」≒「移動平均乖離率(終値)1.56%」

 Moving average rate of deviation izanami

【EXCEL計算方法】

まず終値ベースの25日移動平均を求めた上で、「終値」と「移動平均(終値)(25日)」の差を求めます。

(1)「移動平均(終値)(25日)」=AVERAGE(E2:E26)

Moving average rate of deviation excel 1

(2)「移動平均乖離率(終値)(25日)」=(E2-F2)/F2

Moving average rate of deviation excel 2

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