1株当たりの純資産の何倍まで買われているのかを示す値です。
Price Book-value Ratioの略で単位は「倍」。
株価を1株当たりの純資産で割って求めます。
PBRが1.00倍だということは、株価総額と純資産が同じという意味ですので、PBRが1.00倍以下であれば割安と判断することができます。
逆に1.00倍以上である場合には割高ということになります。
直近10年の平均は、東証一部で1.09倍・東証二部で0.79倍という数字(いずれも単純平均)です。
(参照)東証・統計資料
またPBRが1倍よりも小さいという事は、株価に比べて資産が大きいという事ですので、企業買収の対象になり易いというような判断に用いられる事もあります。
<計算式>
株価÷(純資産÷発行済株式数)=PBR(倍)
【EXCEL計算方法】
具体的に「(8411)みずほフィナンシャルグループ」を例にとって見てみましょう。
同社のホームページに掲載されている発行済株式総数は、普通株式で24,392,920,767株とあり、純資産は8,714,469,000,000円(26年11月14日付27年3月期中間期決算短信(連結)の数字)とあります。
同社の2014年12月18日の終値は198円ですので、
PBRは198÷(8,714,469,000,000÷24,392,920,767)=0.55倍となります。
※純資産や発行済株式総数の数字は、決算(半期・四半期)で確定した数値を用いて計算しますが、ここでは同社ホームページに発表されている26年11月14日付27年3月期中間期決算短信(連結)の数字を使用しています。