往復ビンタとは売り買い両方で損失を出すことを表した俗語です。
ドテンで失敗した際に喰らいます。
例1.
買いポジションを損切りした後、売りポジションを建てるが再び損切りとなった。
例2.
売りポジションを損切りした後、買いポジションを建てるが再び損切りとなった。
また損切りラインが浅い場合にドテンを行うと、レンジ相場でやられてしまいます。
例3.
【往復ビンタを喰らわないためには】
安易なドテンを避けましょう。
最初の仕掛けが失敗したからといって、反対のポジションを取れば良いというわけではありません。
短期的に深い押し目を形成しているだけであって、大きなトレンドは継続していることが多いのです。
その場合、一度損切りを決行して再び同じポジションで臨んだ方がチャンスが見込めそうです。
もう一つ、レンジ相場に気を付けましょう。
何故ならレンジ相場のドテンは《逆張り》で行わなければならないからです。
その際、上値抵抗帯と下値支持帯を確認する必要があります。
例4.《直近高値》である500円はなかなか越えられないが、《直近安値》の400円も割らない動きが続いている。→上値抵抗帯は500円、下値抵抗帯は400円と考えられる。
上値抵抗帯か下値抵抗帯、どちらかブレイクアウトしたら《順張り》でトレンドに従います。
しかし、どんなに分析をしても人間失敗は付き物です。
失敗した際に、冷静な判断が下せる強い心構えを鍛えていきましょう。