成行注文とは、売買価格を指定せずに、銘柄と数量のみを指定して売買が成立することを最優先した注文方法のことをいいます。
価格はいくらでもよいのですぐに買いたい、売りたいといった場合に有効な注文方法です。
売買注文は、それぞれ最良気配の価格で約定します。
注文の流れは次のようになります。
価格を気にせず、成行き注文で500株買うとします。
取引が成立し、202円まで買いました。
すぐに約定できる点が成行注文のメリットですが、注文板が薄い銘柄では思わぬ価格で約定したりするので注意が必要です。
このような板の薄い銘柄で成行注文を行ったとします。
売り注文が少なかったため、500円から600円の間で500株を購入することになり、建て値の平均価格は545円となってしまいました。
成行注文をする場合は、その銘柄の注文板が薄いかどうか、出来高がしっかりあるかといった流動性をチェックするとよいでしょう。
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