口座開設をしてみよう!

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【口座開設をしてみよう!】

口座開設とは株式投資を行うにあたって、必要となる証券口座を開設することです。

株式投資を始めるにはまず口座開設をしなければなりません。

この口座開設は《証券会社》に申し込むことでできます。

《証券会社》とは投資家と証券取引所の間で株式の売買注文を取り次ぐ機関のことです。

口座開設をしてみよう!発注の流れ 650×279

証券会社は複数ありますが料金やサービスはそれぞれ異なります。

そこでどのような証券会社があるのかみていきましょう。

【証券会社の種類】

まず証券会社の種類ですが大きく分けて2つあります。

1つ目が”店頭証券”と呼ばれている証券会社です。

店頭証券を利用して株式の売買を行う場合は、証券会社の店頭まで足を運び注文することになります。

証券マンを介して発注しますので誤発注を防ぐことができ、また銘柄選びや資産の運用方針を相談することもできます。

サービスの良さが特徴ですが、手数料が高いのが難点です。

ですから頻繁に取引を行う運用スタイルには向いていません。

手数料の目安=野村証券の場合(1注文当たり20万円以下の約定代金)→2,808円(2015年10月13日現在)

続いて2つ目は”ネット証券”と呼ばれている証券会社です。

こちらは店頭証券と違い、インターネットを利用して注文することができます。

インターネットが普及した現在ではこちらの証券会社が主流となっており、投資家のほとんどがネット証券で株式の売買を行っています。

また証券マンを介さないため、手数料が格安です。

取引回数の多い《デイトレード》《スイングトレード》などの短期売買には最適でしょう。

手数料の目安=楽天証券の場合(1注文当たり20万円以下の約定代金)→199円(2015年10月13日現在)

【証券会社を選ぼう!】

証券会社の種類はわかったけれども、どの証券会社がよいか悩んでしまうという方のために各証券会社の特徴を押さえました。

証券会社選びで重視すべきはやはり手数料でしょう。

手数料が高いとせっかく投資で利益を上げても目減りしてしまいます。

そういった点ではやはり”店頭証券”よりも”ネット証券”を選びたいところです。

そこでネット証券に絞り、大手7社の手数料を一覧にしましたのでご紹介していきます。

証券会社の手数料一覧(修正2)1950×702

*一覧表は2015年10月13日現在のものです。価格改定が行われる場合がありますので、よくお確かめのうえ取引を行ってください。

かつてソフトバンクグループであったSBIホールディングス傘下の証券会社です。

ネット証券ではNo.1の総合口座開設数を誇ります。

気になる手数料ですが、約定代金50万円までの手数料はGMOクリック証券に次ぐ安さです。

SBI証券の魅力は”PTS”と呼ばれる私設取引システムがあるところです。

これにより証券取引所だけでなく私設取引所でも株式の売買を行うことができます。

私設取引所は夜間(~23:59まで)においても売買できるため、突発的な不祥事にも対応できる点が強みです。

また「HYPER株アプリ」というツールでスマートフォンでの取引も対応しています。

楽天グループ傘下の証券会社です。

元々は三井住友銀行系の証券会社でしたが買収によって現在は楽天の子会社となっています。

手数料はSBI証券とほぼ同じ水準ですが、楽天証券の方が若干高めに設定されています。

楽天証券の魅力は《指値注文》《逆指値注文》を同時に入れることができる点です。

この2つの注文方法を買い目線で解説します。

《指値注文》とは指定価額よりも安ければ買いたいという注文です。

指定価額よりも高い株価で約定することはありません。

《逆指値注文》とは指定価額よりも高ければ買いたいという注文です。

指定価額よりも安い株価で約定することはありません。

この2つの注文を組み合わせると「~円以下で買い、または~円以上でも買い。」といった注文が可能になります。

使いこなすと投資戦術の幅が広がりますので楽天証券を愛用する投資家も少なくありません。

また「iSPEED」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

GMOクリックホールディングス傘下の証券会社です。

2005年に設立された比較的新しい証券会社ですが、手数料の安さはピカイチです。

約定代金100万円までの手数料はなんと470円となっています。

ワンコインでもおつりがくる驚きの安さです。

約定代金100万円までの手数料は1,000円以上かかる証券会社もありますからこれは非常に魅力的といえるでしょう。

手数料で選ぶなら是非とも候補に入れたい証券会社です。

また「株roid」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下の証券会社です。

手数料は約定代金が5万円刻みというおもしろい料金体系をとっています。

カブドットコム証券の魅力は注文方法が多彩なところです。

《逆指値注文》、《W指値注文》、《±指値注文》、《リレー注文》、《Uターン注文》、《トレーリングストップ注文》、《時間指定注文》と7種類もあります。

様々な投資家のニーズに対応していることがわかります。

また「kabu.com for iPhone/ Android」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

創業が1918年ととても歴史のある証券会社で、老舗ならでは安心感があります。

気になる手数料ですが、1日の約定代金合計によって手数料が決まる「ボックスレート」というシステムを採用しています。

例えばA銘柄を株価24万円で1株購入し、株価25万円の時に売却した場合は約定代金合計49万円となり、約定代金合計50万円までの枠が適用されます。

このシステムの良い点は株式を小分けに購入できるところです。

例えば株価5万円の銘柄を10回に分けて買いたいといった際に、他の証券会社では10回も手数料を支払わなければなりません。

そして松井証券1番の魅力は約定代金合計10万円までなら手数料が無料という点です。

まずは少額から運用してみたいという方にはうれしいサービスです。

また「株touch」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

マネックスグループ傘下の証券会社です。

他の証券会社と違い、手数料が小刻みに設定されています。

約定代金30万円以下の取引であれば手数料はGMOクリック証券に次ぐ安さです。

マネックス証券の魅力はIPOの当選が公平な点です。

IPOとは新規公開株のことで、今まで未上場だった企業が《新規上場》する際に公開されます。

IPOはとても人気が高く株価も上昇しやすいです。

そのためIPOの購入申し込みは抽選となることが多く、他の証券会社では希望購入株数などに応じて優先順を決定します。

しかしマネックス証券は1人1票制を導入していますので、資金の少ない個人投資家にも当選のチャンスが広がります。

IPOに興味がある方はマネックス証券の口座を持っておいて損はないでしょう。

また「マネックストレーダースマートフォン」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

岡三証券グループ傘下の証券会社です。

手数料の刻みは少ないですが、楽天証券とほぼ同じ手数料の安さが窺えます。

岡三証券の魅力は取引ツールの豊富さ・使いやすさにあります。

取引ツールは投資家の生命線になるため重要なポイントです。

情報が入ってこない、株価更新が遅いなどといったツールでは投資で勝つことなどままなりません。

快適な環境構築を目指したい方は是非口座開設を検討したいところです。

また「岡三株スマホ」というツールでスマートフォンでの取引にも対応しています。

ここまでネット証券大手7社を紹介しましたが自分に合った証券会社はみつかったでしょうか。

手数料だけで選びますとやはり”GMOクリック証券”をおすすめしたいところです。

各証券会社1人1口座まで開設できますので、どうしても悩んでしまうという方は、気になる証券会社の口座を全て開設し、実際に使い比べてみるとよいかもしれません。

なお証券会社によっては口座開設キャンペーンを行っている場合がありますので、合わせて確認したいところです。

【口座開設の手順】

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口座開設までの大まかな流れは上図のようになっています。

口座開設をしたい証券会社は決まったけれど、どうすればいいのかわからないという方のために開設の流れを詳しくご紹介していきます。

1.各証券会社のホームページで口座開設を申し込み、必要事項を記入します。

分かりやすいように実例と並行して説明していきます。

今回、口座開設する証券会社は”GMOクリック証券“とします。

*2015年10月13日現在の手順です。サイトの構成変更などにより手順が変わる場合もございます。

まずお使いのインターネットブラウザで”GMOクリック証券“と検索してください。

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すると検索結果で1番上に”GMOクリック証券“と表示されます。

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この部分をクリックし、”GMOクリック証券“の公式サイトであることを確認してください。

公式サイトであれば”口座開設”という案内がありますのでそちらから申し込みます。

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すると口座開設専用のページに移動します。

“証券取引口座”か”FX専用取引口座”をお選びくださいという画面が出てきますが、今回は株式投資を目的として口座開設を行いますので”証券取引口座”を選んでください。

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続いてのページで必要事項を記入する画面が出てきますので、規約に同意できればチェックを入れ、個人情報を入力していきます。

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個人情報の1番下の項目で”特定口座の開設”というものがありますので詳しく説明を行います。

ご存じの方もいらっしゃるかと存じますが、株式投資で得た利益は所得税を納めなければなりません。

その納め方を決定する事項となります。

証券口座には2種類あり、”特定口座”と”一般口座”に分かれます。

一般口座の場合は自分で確定申告を1から全て行う必要があります。

手続きが難しいため、慣れていない方は特定口座をおすすめします。

続いて特定口座ですが”源泉徴収あり”と”源泉徴収なし”があります。

源泉徴収なしの場合は証券会社が発行する「年間取引報告書」を使って自分で確定申告を行います。

一般口座との違いは損益の計算が不要なため、確定申告が簡単になる点です。

源泉徴収ありの場合は証券会社が口座から税金を徴収して納めるため、確定申告の必要はありません。

なお条件付きではありますが税金が優遇される《NISA口座》というものがあります。

こちらは一般口座や特定口座とは違い、別途口座開設手続きを行う必要があるため、利用される方は一般口座または特定口座の開設後に申し込んでください。

特定口座の選択まで終わりましたら”入力完了”を押し、記入内容を確認のうえ送信します。

2.本人確認書類を提出します。

必要なもの.「運転免許証」「健康保険証」「住民基本台帳カード」のいずれか。

GMOクリック証券では4通りの本人確認方法がありますが、なかでも1番簡単なWEB上での手続きを説明します。

手順1の口座開設申込完了画面または受付通知メールに記載されたアップロードURLにアクセスし、本人確認書類の画像をアップロードします。

アップロードとは画像などのデータをインターネットを経由してサーバーに転送することです。

これにより証券会社が本人確認書類の画像を閲覧することができます。

本人確認書類の画像ですが、スマートフォンまたは携帯電話に搭載されているカメラ機能で撮影して構いません。

ただし2つ注意点があります。

まず1つ目ですが画像が不鮮明、または欠けている場合は再送となってしまいますのでよく確認してから送信してください。

2つ目はアップロードが対応しているファイル形式とサイズが決まっていますのでこちらも確認してください。

ファイル形式が違ったり、サイズの容量が超えてしまいますと正常にアップロードできないからです。

3.口座開設手続き完了の案内が届きます。

手順1で入力した住所へ、簡易書留郵便にて口座開設手続き完了の案内が届きますので受け取ります。

中の書類にはユーザーID、ログインパスワードなど取引する際に必要となる事項が記載されていますので紛失しないように厳重に保管しましょう。

4.開設した口座に入金します。

書類が届きましたら早速GMOクリック証券のサイトからログインしましょう。

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続いてユーザーIDとログインパスワードを求められますので入力します。

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ログインしますと専用の取引ページが出ますので、まずは取引に必要な資金を入金しましょう。

上部項目にあります”入出金・振替”をクリックし、お使いの金融機関と入金する金額を指定します。

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口座残高に入金した金額が反映されているのを確認しましたら、取引の準備は万端です。

【初めて取引するにあたって】

さていよいよ取引開始です、何を買おうかワクワクしますね!

有名企業、応援したい企業、なんだか面白そうな企業、いろいろあって悩みます。

不安でしたら最初は自分の知っている企業の銘柄を買うと良いかもしれません。

お好きな銘柄を自由に売買されて構わないのですが、投資でいきなり失敗しないためにも1つだけ注意点を述べさせてください。

「”株価が極端に安すぎる銘柄”はおすすめできません。」

なぜかと申しますと《上場廃止》になる恐れがあるからです。

《上場廃止》とは証券取引所での売買を終了することです。

市場で気軽に売買できなくなってしまうわけですから、投資家は非常に困ります。

主な上場廃止理由には経営破綻があります。

企業が倒産してしまったら上場を維持できないからです。

株価が”100円以下”である銘柄はそのような危機に瀕している可能性があります。

株価が安い銘柄は一見魅力的にみえますが、安易に買うと思わぬ痛手を負ってしまうかもしれません。

最初はなかなか勝てなくて落ち込んでしまうこともありますが、めげずに続けていくことが大切です。

始めたばかりでトレードが上手い人などいません。

じっくりと相場観を身に付けていきましょう!

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