配当利回りとは株価と配当の比率を表した指標です。
この数値が高いほど投資額に対して多くの配当を受け取れることになります。
配当利回り(%)=1株当たりの配当額÷現在の株価×100
例.1株当たりの配当額が50円で現在の株価が1,000円の銘柄。
配当利回り(%)=50÷1,000×100
配当利回り(%)=5%
この例での配当利回りは5%です。
一般に配当利回りが2%以上であれば高配当といわれています。
配当は企業が株主に対して事業で得られた利益を分配する制度であり、株式投資の醍醐味といえます。
しかし全ての企業が配当を出しているわけではありません。
一般に業績の良い企業であれば配当を出しており、反対に業績の悪い企業であれば配当を出していないことが多いです。
業績が良くても配当を出していない企業がありますが、これは内部留保を厚くしたい場合によくみられます。
要するに余った利益を会社の資産として貯蓄したいケースです。
ちなみに配当を出していないことを《無配》、休止していた配当を再開することを《復配》といいます。
業績が低迷している企業であれば《無配》が続くことも珍しくなく、《無配》であっても赤字から黒字に転換したような企業であれば《復配》となる可能性が出てきます。
ここでどんな銘柄が高配当なのか調べましたので紹介していきます。
2015年9月15日現在で最も高配当である銘柄は、「(1407)ウエストホールディングス」でした。
配当利回り2位の「(8186)大塚家具」の方が1株当たりの配当額は大きいのですが、株価1,566円と高いため利回りは低くなりました。
また配当利回り1~4位の銘柄は1株当たりの配当額がどれも30円以上ありますが、5位の「(3242)アーバネットコーポレーション」は14円しかありません。
しかし株価が296円と安いため利回りが高くなっているのです。
このように1株当たりの配当額だけでなく、株価によっても利回りは左右されます。
ですから効率良く配当利回りを得たいといった際には1株当たりの配当額だけで判断せず、株価もよくチェックしておきたいところです。