ファンチャート(別名フィボナッチファン)とはフィボナッチを応用し、トレンドラインを引いたテクニカル指標になります。
ファンは英語で「扇」のことで、作図した様子が「扇」に見えることが名前の由来です。
ファンチャートの描き方
押しの目安を描く場合、安値から高値の幅で38.2%・50%・61.8%を割り出し、直線を引く。
高値と直線の交わるポイントを通過するように安値からラインを引いて完成です。
戻りの目安を描く場合、高値から安値の幅で38.2%・50%・61.8%を割り出し、直線を引く。
安値と直線の交わるポイントを通過するように高値からラインを引いて完成です。
上図は「(5216)倉元製作所」の日足チャートです。
下落し始めたのでまずは3分の1押しラインを押しの目安とします。
それでも下げ止まらなかった場合、半値押しの2分の1押しラインを目安とします。
半値押しでも下げ止まらなかった場合は3分の2押しラインで反発を狙います。
上図は「(7844)マーベラス」のチャートです。
1回目の上昇は3分の2押しラインで反発しましたが、2回目の上昇ではラインをあっさり割ってしまいました。
このように必ずしもライン上で反発するわけではないので、割ってしまった場合は損切りを検討する必要があります。