CCIは、元々は商品相場用に開発されたものですが、現在は株式や為替・債券の分析にも広く使われ、商品価格や株価の売られすぎや買われすぎを判断するテクニカル指標の一つです。
考案者:ドナウド・ランバート氏
オシレーター系指標ですと日本国内ではRSIやストキャスティクスが有名な指標ですが、米国では、このCCIが非常に人気です。
ある一定期間内で値動きの振れ幅に対して、価格がどの程度乖離しているかを指数化したのがCCIで、0%ラインを中心に、ラインが繰り返し上下することから、RSIと似ています。しかし、計算式に平均偏差や乖離の概念が入っているため、トレンド系指標の移動平均線乖離率やボリンジャーバンドの方が本質的には似通っています。
一日ごとの高値、安値、終値を合計した数値の3分の1が基準値(平均値)となります。そして基準値のn日間単純移動平均を算出し、一日ごとの基準値と単純移動平均値の差のn日間平均(平均偏差)を出します。 平均偏差を値動きの振幅と定義し、この振幅に対して、価格がどの程度乖離しているかを指数化したものです。
【計算方法】
※一般的にnは14日が使われます
【CCIを使用したテクニカル分析】
①CCIが100%を超えた時点で買い、その後100%を割り込んできた時点で売り
②CCIが-100%を割り込んできた時点で売り、-100%を回復してきた時点で買い